野村哲也氏のディレクターとしてのデビュー作となる本作でブログ主が唯一発売日から買っているゲームがキングダムハーツになります
昔はセブンイレブンでゲームを買っていました。朝7時ごろから販売されるので朝6時30分ぐらいに雑誌を立ち読みしながら、待っていました(笑)
意外かもしれませんが、ブログ主はキングダムハーツはディズニー目的で買いました
2Dアニメのディズニー作品が大好きで、その世界をゲームでできるなんてすごいなあと思いながら買いました
そして起動し美麗なOPと宇多田ヒカルさんの光が流れるわけです
このゲームは事前にディズニーキャラの世界を旅できるぐらいしか情報を入れていなかったので主人公の名前すら知らない状態・・・
・初期のプロット
初期のプロットでは本作のラスボスは世界を手に入れるために暗躍するヴィランズの指導者的な立ち位置のマレフィセントだったそうですが、それではスクウェアのファンの期待を裏切ることになるとFFの生みの親である坂口博信さんに言われ、オリジナルキャラであるアンセムをラスボスにした経緯があります
この助言がなかったらKHは続いてなかったでしょうね
キングダムハーツ
初代KHの調和された物語
初代はディズニーとスクエニのバランスの調整が良かったとよく巷で言われています
これはブログ主も同意する意見ではあります
・ヴィランズの共闘
ディズニーキャラクターとくにヴィランズ(敵側)の魅力は初代が一番良かったです
ラスボスはKHオリジナルのアンセムですが、それまではマレフィセントが中心となりジャファー、フック船長、アースラなどの往年のヴィランズが作品の垣根を超えてキングダムハーツを求めるという一つの目的のために共闘するのはディズニー目的で買ったブログ主としては熱いものがあった
・特別だったキーブレイドの存在
初代KHの説明書を読んでみるとキーブレイドは世界に数本しかないと記述されていて、本当に特別なものであり、それゆえにその存在を知るディズニーキャラもかなりも大物でかつ少数しか知られ値ませんでした
これは現実的な話になりますが、各々のディズニーの作品同士には当然超えてはいけない壁があるわけです
その壁を超えれるために生み出された設定がキーブレイドであり、その壁を超えて活動できるのはソラ、ドナルド、グーフィーという限られたキャラだけであったわけです
その設定が完璧に物語として昇華できていたのが初代KHなので、ブログ主もそういう意味では好きな作品です
初代KHの粗い戦闘システムとマップデザイン
しかし戦闘システムやマップシステムなどのレベルデザインは確実にll以降の作品の方が良かったとブログ主は考えてます
・調整不足な戦闘システム
初期のゲームなのでカメラの操作性がリバースになってなかったり、ドッジロールやガードみたいなアビリティーもデフォルトでなかったり、序盤はかなり苦戦を強いられると思います
しかしケアル(無印版ではケアルにリーフベールの効果もあった)とリーフベールを習得できれば、戦闘のバランスが崩れるほど容易になります
もちろんFM版で追加された裏ボスには通用しないものもありますが、基本脳筋プレイがでるようになります
・挫折しやすい複雑なマップとイベントのフラグ管理
マリオ64の影響を受けたと言われるKHですが、本作もかなりマリオ64の難しいジャンプ操作やフラグ管理が待ち受けています
初代KHのマップは煩雑でジャンプのタイミグがシビアなものが要求され、失敗するとゲームオーバーにはなりませんが、最初からやり直されたり途中からやり直されたりします
初見では難しいイベントのフラグ管理もあり、カメラの調整不足でキャラと画面が近くマップをグルグルさせられることが多いので3D酔いになる人も多く挫折した人も多かった
ブログ主も同時発売されたVジャンプの攻略本を見ながらプレイしました
1ワールドクリアするのに1日かかることもありましたね
しかしマップに遊び心があり、特にトラヴァースタウンのマップのギミックは面白いもが多かった
FM版で追加された要素
FM版とは英語ボイスとオリジナル版に様々な要素を追加したいわば完全版のことを指します
完全版というと叩かれそうなイメージですが、ブログ主はKHの完全版商法は好きです
それぐらい追加要素が豊富で新鮮な気持ちでプレイできました
・やりごたえがあり魅力的な裏ボスの追加
カートジーサ、アイスタイタン、セフィロス、謎の男がFM版で追加されました
ファントムは無印にもいましたので略
先述のケアルとリーフベールがあれば戦闘面で苦労することはなくなりますが、この裏ボスたちには通用しない・・・こともある
基本はダメージを受けたらケアル系の魔法を使えばいいのですが、魔法自体を封印してくる技をアイスタイタン以外の敵は使ってくるので、脳筋プレイでは倒せないです
謎の男はワンチャン脳筋で行けるかもしれない
・一見の価値のあるシークレットムービーの追加
シークレットムービーはKHシリーズのもはやお約束ですが、無印版にもありましたが、この時に作られたシークレットムービーは次回作も作れたらいいなという漠然としたコンセプトで作られていて、はっきりとしたプロットは存在していなかったそうです
FM版では次回作の制作も決まっており、かなり気合の入ったかっこいいムービーが追加されてます
KHのプリレンダムービーを制作されている野末武志さんはこのムービーを作った影響でFFVllアドベントチルドレンを作る契機になったと話されています
まとめとあれこれ
ブログ主は当初FM版は買う予定はありませんでした
しかしFM版にX-2の未公開ムービーが収録されていると聞き、読売新聞のFM版の広告が発売日に載っておりいたのもあり地元のコンビニに買いに行きました
あくまでFFX-2の特典が観たくて買った本作ですが、期待をよい意味で大きく裏切ってくれましたね
このFM版でブログ主はKHの大ファンになりました
KHはCoM以降機関員というオリジナルキャラがヴィランズがメインになりディズニーのバランスが崩壊して魅力がなくなったと嘆かれる人もいますが、ブログ主もその気持ちはわかる部分もありますが、今の方針でやらないとKHはこんなに続くシリーズにはならなかったでしょう
コメント