2024年4月16日現在円安が進み、1ドル154.43円まで急落している円
当ブログではこの円安が今後のゲーム業界に与える影響を書いていきたいと思います
ゲーム機の価格の高騰は避けられない
2024年4月現在、PS5の価格は66,980円(税込み)となっており、かつて高すぎてローンチに失敗したPS3の価格の59,980円を大幅に超えて売られています
PS4の価格は39,980円(税抜き)であることを考慮すると前ハードから3万円近く高騰しています
ソニーのゲーム機は型番が新しくなるにつれ価格や重量も落ちていくのですが、今現在の為替相場を考慮すると値下げは厳しい
そしてライバルのハードであるXboxシリーズX/Sもかなりの本体を売れば売るほど赤字になる逆ザヤ状態にあるとされています
ニンテンドースイッチの価格はこのままの為替相場だと6万円近くなる!?
2025年3月にも発売予定と報じられているニンテンドースイッチの後継機
噂されているスペックだと現状6万円は最低でもするでしょう
任天堂は他のゲームプラットフォームメーカーと異なり、ハード自体でも利益を出している企業です
任天堂の利益率は驚異の3割に迫るものがあり、これはハードでも利益を出している構造だからなのです
3DSとWii Uのトラウマ
3DSとWii Uは任天堂を初の赤字に招いたハードで特に3DSは発売から半年で1万円の値下げを行い、後のWiiの後継機であるWii Uの仕様変更まで行う呪いのハードとなりました
3DSもWiiもニンテンドースイッチに劣らない人気のハードで、当然後継機のハードも失敗しないと見られていましたが、結果は大失敗
3DSやWii Uの失敗の後、任天堂は据え置き機事業から事実上撤退し、携帯機路線であるニンテンドースイッチを出し、大成功を収めることになりました
任天堂の次の一手は針の筵
任天堂が次に打つ手はかなり限られています
・ハイスペック路線はない
・携帯機路線の継続
・スイッチとの互換性の是非
・為替相場とのもみ合い
任天堂のハード販売戦略は一人一台に普及させ、高い利益率を生み出す手法です
しかしもし価格が5~6万円代になったら一人一台に普及させる路線は厳しくなり、また当時Nvidiaが低価格で提供したSoCにとって代わるものもないので互換を維持しようと思ったら価格はさらに高くなり、互換を捨てるとなるとスイッチで作り出したソフトウェアの資産を捨てることになります
ブログ主は正直最近PS5のスペックですら性能不足を否めません
仮にニンテンドースイッチの後継機がPS5よりはるかに劣り、ロード地獄やガクガクのフレームレートを見た日には・・・
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