よく筋トレして筋肉をつけて基礎代謝上げて痩せやすい身体を作りましょうみたいな文言を聞いたことがあると思います
実はこの表現は間違いではないけど、正確な表現ではないのですね
ボディービルダーの基礎代謝
筋肉の代謝
基礎代謝の比率は肝臓が27%、脳19%、筋肉18%、腎臓10%、心臓7%、そのほか19%で肝臓や心臓などの臓器の比率がかなりの部分を占めています
筋肉は普段鍛えていない一般体型の人が1kg増えると100kcal基礎代謝が増えるというのを聞いたことがある人もいると思います
これは正しいのですが、筋肉が2kg増えれば比例して2倍の200kcal基礎代謝が増えるかというとそうではないのです
筋肉量に比例して無限に基礎代謝が上がるということはなくなります
筋トレを始めると身体が引き締まり、100kcalほど基礎代謝量も増えて、筋肉の基礎代謝量の大きさに錯覚してしまう人が多いの現実問題としてあります
実は普段筋トレをしていない人が運動をすると筋肉の代謝率や全身の代謝率が上がるのであって筋肉の増加により基礎代謝が上がっているわけではありません
ボディービルダーの基礎代謝の現実
体重あたりの基礎代謝量 | |
ボディービルダーの基礎代謝(30~39歳) | 21±1.9 |
ボディービルダーの基礎代謝(40~49歳) | 21±1.4 |
一般人の基礎代謝(30~49歳) | 22.3 |
この表は2008年に国立健康栄養研究所に谷本道哉氏が30歳から49歳までのボディービルダーの基礎代謝と一般の方の基礎代謝を測定したものになります
この表を見るとボディービルダーの基礎代謝の体重の比率は低くなっています
これは筋肉量の代謝の割合が増えるが臓器の代謝量がその分減るので体重あたりだと基礎代謝が低下するという結果になりました
難しい話になりましたが、ボディービルダーの基礎代謝は相対的に低いということです
筋トレの意味
では筋トレは基礎代謝が低くなるからしない方が良いのかとというと全くそんなことはありません
筋トレを行えば、その部位が強くなり活動量が高くなるので結果としてダイエットには筋トレは有効なのです
筋トレを行うとEPOC(運動後過剰酸素消費量)つまり運動後のエネルギー消費量が増えます
これは強度が強ければ強いほど高くなり、運動後2日間は維持されるとされています
これは特に初級者に大きい影響を与え、上級者になるにつれてその効果は薄くなっていきます
上級者も種目やインターバルなど変化を与えることでこの効果を得られやすくなるともいわれており、ブログ主も効果を実感しています
ここで一つ要注意なことがあります
筋トレをしたからと言ってそれを免罪符に爆喰いすると特にダイエット目的の人は効果を得ることは難しいです
ヘルシア緑茶や黒烏龍茶などのトクホ飲料水なども効果は確かにあるはずなのですが、それは今までの食事を維持した状態で得られる効果であり、それを免罪符にして普段より多く食べていたらその効果はいつまでたっても得られないのは注意してください
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