自分は遊戯王の原作から遊戯王を知っていて、バンダイ版もOCGも発売日からやっている最古参です
そんな自信にあふれていた小学生時代、自分はカードゲームの才能があるものだと信じていました
しかしそれはうぬぼれであったと思い知らせられるカードたちが登場するのです
カードの才能の試金石となったカードたち
vol.6に登場したキャノンソルジャーを初見で強いと思えた人って小学生とかだとどれくらいいるんですかね
モンスター1体を生贄(当時はリリースという呼び名ではなかった)して500ポイントのバーンって・・・始めて見たときその弱すぎるカード効果にびっくりしましたね
発売当時はこのカードとは一生縁がないと確信してました
節穴の目を遺憾なく発揮してる・・・
vol.6はトップレアが初のカウンター罠である昇天の角笛、盗賊の七つ道具、マジックジャマー、神の宣告で原作にも登場しないカードが看板だったので、地味だなあと思ってました
なけなしのお小遣いで買った箱から引き当てたのは昇天の角笛で微妙だなあと思ってました
まあ神の宣告よりマシやろって思ってましたよ、ええ。
だってライフ半分はコスト高すぎでしょう、ねえ?
当時は魔法カードが強くてメタカードも買ったのでマジックジャマーがトップレアで価格も一番高かったです
この時点でカードの慧眼などないのがわかりますね(笑)
黒き森の魔女ウィッチやクリッターなどの後々禁止カードとなる万能サーチカードが登場するパックでもありました
当時の効果は墓地に送られればどこからでもサーチができるというチートカードしたが、エクゾディアデッキで遺言状とともに悪さをしすぎて初めてエラッタされました
ブログ主は当時から公式の設定したレアリティーというもの=カードの強さと信じていた純粋な少年だったので、ノーマルだったキャノンソルジャー、黒き森のウィッチやクリッターは雑魚カードで見向きもしませんでした(笑)
ネットが普及する前の遊戯王
信じられないかもしれませんが制限カードというものは公式に存在していたのですがVジャンプやジャンプではこれらは紙面では発表されていません
ブログ主は初のOCG大会に出場してます。その時に原作の王国編で配られた3枚のカードが封筒で配布されて開催場所と制限カード(確かサンボル、ブラホ、落とし穴の3枚)が書いてありました
ネット環境もないのでなんと大会に出場するかネットで知るしかなかったわけです
ですからネットを見なかったブログ主を含め同級生たちも強欲な壺や天使の施し、心変わり、ミラフォ、死者蘇生なんかも3枚投入していたわけです
そんな殺伐としたデッキを使ってるわけですからカードの強さの感覚もマヒしウィッチやクリッターなんか眼中にないしモンスター1体を生贄(リリース)してたったの500ポイントしかダメージを与えるキャノンソルジャーなんて文字通り紙切れみたいな価値観でした
しかし2001年の3月ぐらいの週刊初年ジャンプに大会結果と優勝者のレシピと制限カードが載り、衝撃を受けることになります
最上級モンスターはデーモンの召喚2体だけで、ジェミナイエルフを主体として聖なる魔術師や人喰い虫、闇の仮面などをウイッチなどで臨機応変にサーチし、ドリームピエロや仮面魔導士なんかも状況によって使い分ける・・・
制限カードがこんなに増えていたこともビックリでしたが雑魚カードだと思っていたカードにこんなポテンシャルがあるとは思いもよりませんでした
キャノンソルジャーの底知れぬ力を思い知らされた夏
2000年夏に開催されたブラックマジシャンガールが賞品になったGBの大会に出るために神川の某高島屋に始発で行き並んで待っているときに、待機列でデュエルをやる機会がありました
そこで先述した優勝者のデッキをコピペしたデッキを使って挑んだのですが、全く歯が立たなかった
相手はハンデス3神器であるいたずら好きな双子悪魔でハンデス(手札破壊)をし、苦渋の選択とキラースネークのコンボと強奪や血の代償とキャノンソルジャーで回し、サイクロンで当時はあまり知られていなかった戦術であるエンドサイクをこちらのバックカードは破壊されるはで本当には手も足も出ない状況というのはこういうものなんだとわからせられました
ブログ主史上最強のデッキの主力になったキャノンソルジャー
翌日から掌をモーター式のように返しキラースネークやキャノンソルジャーといった雑魚なカードと思っていたカードたちを収集する日々が始まりました
そしてひな形のデッキが完成しましたが、週刊少年ジャンプに初代アジアチャンピオンのタムイールクさんという香港の方のデッキレシピが載っておりました
この方のデッキもこのギミックがふんだんに使われていてブログ主もコピペしましたが、本当に強すぎて制限改定が来るまでは本当に無敗でした
レシピをのせておきます(黒き森のウィッチやクリッターはフィールドから墓地に送られた場合に発動できる当時の効果で考えてね)
■モンスター
・キャノンソルジャー×3
・キラースネーク×3
・聖なる魔術師×3
・黒き森のウィッチ×3
・クリッター×3
・闇の仮面×2
・サイバーポッド×
・ムカムカ
・岩石の巨兵
・幻影の壁
■魔法
・苦渋の選択×3
・いたずら好きな双子悪魔×2
・天使の施×2
・死者蘇生×2
・死者への手向け×2
・大嵐×2
・強奪×2
・サンダーボルト
・ブラックホール
・ハーピィの羽箒
・心変わり
・光の護封剣
■罠
・神の宣告×2
・死のデッキ破壊ウィルス
・血の代償
・聖なるバリアミラーフォース
・マジックジャマー
未だに覚えているのですが、ジャンプの誤植だったのか当時は罠カードが記載されておらず、なぜ罠カードをサルベージする闇の仮面が入っているのだろうと当時のデュエリストたちの七不思議になっておりました
ガイドブックに正式なレシピが載っているのですがそちらではちゃんと罠カードも載っていました
最強でしたよ
「柔よく剛を制す」がテーマとジャンプには書かれていましたが、本当に粘り強くどんな追い詰められも毎ターン3枚サルベージされるキラースネークの執念深さにより制限改定まで無敗の楽しい期間でした
現環境の制圧カードをそろえるソリティアではない純粋なビートダウンの完成形と言えるデッキでした
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